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常軌を逸する
「常軌を逸する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
常軌を逸するの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「平凡」より 著者:二葉亭四迷
だと、余程《よッぽど》何か変った事が、例えば、火事とか大地震とかがあって、人心の
常軌を逸する場合でないと、隔ての関を破って接近されなくなりそうだ。ああ、初て部屋....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
なると、そろそろ思慮分別ができる、ひとり三年は単純であるかわりに元気が溌剌として
常軌を逸する、しかも有名な木俣ライオンが牛耳をとっている、校長転任の披露があって....
「食糧騒動について」より 著者:与謝野晶子
に対する社会的不平を爆発させることの方が劇烈であったように見受けます。そうして、
常軌を逸することの甚だしい民衆は、節制もなく、規律もなく、唯だ不平的気分と弥次的....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
みではなく、金銅の鷹・犬・獅子などから、筆・墨・硯の如きものを付くるに至っては、
常軌を逸するも甚だしと謂わねばならぬ。 鎌倉時代に至っても、相変らず盛んに付物....