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「幃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幃の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
西湖主」より 著者:田中貢太郎
わる拝をした。麝香の気が殿上から殿外に溢れた。 そこで陳と公主は手を引きあってに入った。陳は言った。 「私は旅の者で、まだ一度もお目みえしたこともないうえに....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
いので衣桁の上にかけて置くと、夜ふけて彼が眠ろうとするときに、ひとりの美しい女がをかかげて内を窺っているらしいので、周はおどろいて咎めると、女は低い声で答えた....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に長生王の后臨月に近付き夫に語るは、何卒《なにとぞ》朝日初めて出る時|好《よ》き帳《いちょう》内に妾を臥せしめ、四つ辻で象馬歩車の四兵の闘う処を見せ、闘いに用....
織成」より 著者:田中貢太郎
んで見せた。それは十五、六の綺麗な女であった。女は一度お辞儀をするかと思うともうの中へ入っていった。柳の魂は揺れ動いた。 「私が持っている物と、こちらの物と似....
珊瑚」より 著者:田中貢太郎
さい。」 といって涙を流しながら頼んだ。その頼みの言葉の畢らないうちに、珊瑚がの中から出て来た。大成はひどく慚じて、黙って出て帰ろうとした。珊瑚は両手をひろ....
五通」より 著者:田中貢太郎
えて、酒を買って健康を祝そう。」 といって出ていった。 四郎は閻の手をとっての中へ入っていった。閻はその手からのがれようとしたがのがれることができなかった....