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幄舎
「幄舎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幄舎の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「富士」より 著者:岡本かの子
は相憎《あいにく》とこの麓の里で新粟を初めて嘗むる祭の日であり、娘の神の館は祭の
幄舎《あくしゃ》に宛てられていた。この祭には諱忌《きき》のあるものは配偶さえ戸外....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
に千僧の床を設けたが、天平の時にはまだ歩廊ができていなかったので、それだけ多くの
幄舎を設ける必要があったのかも知れない。 これらの設備を含む大仏殿前の広場は、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
と、嘆じていた。 ところへ、何か道誉の打合せが来て、二将は、彼の待つ神社の横の
幄舎へかくれた。そして出発を目前にしながら、道誉を中心に、鳩首、時を移しているふ....