» 

「幢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幢の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
の法力《ほうりき》の恐ろしさには、魂も空にけし飛んだのでございましょう。女菩薩の《はた》を仰ぎますと、二人とも殊勝げな両手を合せて、わなわな震えながら、礼拝《....
虞美人草」より 著者:夏目漱石
過去は死んでいる。大法鼓《だいほうこ》を鳴らし、大法螺《だいほうら》を吹き、大法《だいほうとう》を樹《た》てて王城の鬼門を護《まも》りし昔《むか》しは知らず、....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
雷盤坐等で、壇には護摩壇、須弥壇、円壇等がある。 天蓋には、瓔珞、羅網、花鬘、旛、仏殿旛等。 厨子は、木瓜厨子、正念厨子、丸厨子(これは聖天様を入れる)、....
日輪」より 著者:横光利一
の※の方から響いて来た。十人の大夫が手火をかかげて白洲の方へ進んで来た。続いて、を持った三人の宿禰が進んで来た。それに続いて、剣を抜いた君長が、鏡を抱いた王妃....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
にあります。『日蓮ハ日本国ノ棟梁《とうりよう》ナリ、予《われ》ヲ失フハ日本国ノ柱《はしら》ヲ倒スナリ――』これは撰時鈔《せんじしょう》――」 白雲は再び小冊....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
を見つつ詠まれたものであろう。右は大体契沖の説だが、「青旗の木旗」をば葬儀の時の幡のたぐいとする説(考・檜嬬手・攷證)がある。自分も一たびそれに従ったことがあ....
親鸞」より 著者:三木清
鳴、世にいでて、もろもろの外道を伏せん。七百年のうちに、竜樹、世にいでて、邪見の《はた》をくだかん。八百年において、比丘縦逸にして、わづかに一二、道果をうるも....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
たほこに止っている、「ハタ」というのもインド語です。仏教の習慣では説法する時は法を建てるといって幡を立てて説法する。萬葉時代にバラモンの活躍という事実があった....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
むことが出来ぬようになりました。 ここに蒙古の博士でセーラブ・ギャルツァン(慧)というお方が来て居りますが、なかなかの学者で僧侶らに経文を教えて居る傍ら医者....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
までもなく釈尊の声」とあることを言うのであろう。声聞師が金鼓を打つというのも、妙菩薩の所行に似ている。それから因縁を引いた訳でもあろうが、声聞師が妙の頌文を....