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「幣制〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幣制の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大阪万華鏡」より 著者:吉行エイスケ
かなくなったかと云うに、銀塊急落の最も大きい原因は、印度《インド》でおこなわれた幣制の改革と、支那商人の思惑のとばっちりからであった。 反|蒋介石《しょうかい....
新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
本主義にたいする、巨大な金融資本主義の侵略に過ぎなかったが、このことは銀本位の貨幣制度に永遠の絶望をあたえた。しかしノラは快活に自己の生活を開拓して行った。彼女....
「母の膝の上に」(紹介並短評)」より 著者:宮本百合子
出せると同様の亢奮とつきない興味とを覚えました。 一生懸命で経済学原理、万国貨幣制度、憲法などを研究しました。 学校を卒業すると、彼女は希望通りミスタ・シム....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
過剰でない間は、それを支払う者に決して影響を与えない租税である。しかしながら、紙幣制度が設けられている国においては、かかる紙幣の発行はその所持人の要求次第それを....
法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
生産に不可欠な市場を形成すること、近代国家が種々の経済秩序(例えば商法・統一的貨幣制度など)を創設・保証・維持すること、さらにまた、専門家としての近代的『官僚』....
黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
帰京は十月中のことだろう。その十月二十八日付で、大蔵少輔伊藤|博文《ひろぶみ》が幣制調査のため渡米したいという建白を出し、同十月三日許可され、十一月二日横浜を出....
明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
――と量目で交換して百ドルにつき三百十一個となる。三百十一個の一分銀を、当時の貨幣制度に従うと一分銀四個で小判一枚となるのだから、金貨に換えると金331/4=7....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の案ではない。隣邦の中華では、すでに元朝の初めにこれをこころみて失敗していた。紙幣制度にはかならず附帯していなければならない兌換の約が国におかれてなかったからで....