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平信
「平信〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平信の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
の」は、伊豆守の浪人取り締まり政策を利用しようというのでした。ご存じのごとく、松
平信綱という人は、ほとんどその半生を浪人の弾圧取り締まりに費やした秘密政治家の大....
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
であった。しかし中は、今度の水害でこちらは無事だが、そちらはどうかという、見舞と
平信《へいしん》をかねたものに過ぎなかった。出した局の名が本郷とあるのを見てこれ....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
の急を、大阪城代が報じたのは寛永十四年十一月十日の事である。大老酒井忠勝、老中松
平信綱、阿部忠秋、土井利勝等の重臣、将軍家光の御前で評定して、会津侯保科|正之を....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
て、後年に至って薩摩煙草はかえって天下の名産たるに至ったのである。 一九 松
平信綱の象刑《しょうけい》 支那《シナ》においては、古代絵画に依って刑法を公示....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
みると明治興隆期(四十年ころ)のようなもので、実に卓出した人材が多かったのね。松
平信綱なんか大した智慧者のように教わっていましたが、人物としてはもっと上品《じょ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ミ教の信徒でございますから、ここに捜査方針が一転いたしましてございます。三人とも
平信徒とはちがいまして、役附きの幹部級、いずれも夜更けて教会の帰路に殺害せられた....
「正雪の遺書」より 著者:国枝史郎
なられた時には、いよいよ驚いてしまいました。 「今日は公の会見ではのうて、平の松
平信綱と正雪殿との懇談じゃと、斯様思召し下されい……さてそこでご貴殿のご器量と、....
「妖怪学」より 著者:井上円了
白 源頼朝 六白 源義経 四緑 弁慶 三碧 足利尊氏 二黒
平信長 七赤 秀吉 五黄 光秀 四緑 家康 八白 家....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
る松平左京之介輝高の紋だ。 輝高は、かの寛永年間に腕の冴えをみせた智慧伊豆、松
平信綱の孫にあたる人物である。智慧伊豆の名声に圧せられて、その孫の左京之介輝高に....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
て遠征した。しかし思いのほか、切支丹軍の勢力は強大だったため、幕府は、さらに、松
平信綱や戸田氏鉄などを、首将に任命して西下させたが、その間に、板倉重昌の戦死する....