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平分
「平分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平分の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
必然に起った経済的諸組織の破壊による疲弊。ソヴェト政権の転覆を目指す反革命的旧不
平分子のサボタージュ。しかし、戦時共産主義の血みどろの苦難にみちた闘争の後に「産....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
にも出世し兼ねまじき路が開かれたのだろうが、最初の同志浪人の面目は台なしだと、不
平分子がこの機会にいきり出したのも無理のないところがある」 「そうだろう、浪人と....
「死者の書」より 著者:折口信夫
、春の野遊びに出られたのだ。――何時からとも知らぬ、習しである。春秋の、日と夜と
平分する其頂上に当る日は、一日、日の影を逐うて歩く風が行われて居た。どこまでもど....
「歳時記新註」より 著者:寺田寅彦
もって太陽天秤宮に入ると云っていたが、今から二千年前ギリシアのヒッパーカスは昼夜
平分の日に太陽が天球の上に見える位置すなわち秋分点は少しずつ西の方へ変って行くと....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
せようとしているのは、じつはアメリカでなくて、アメリカよりだいぶ西寄りの、文明の
平分線からウント北へあがった……ひとの領土を自分のほうへ引きつける力のある磁石を....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
汗を免れず。朝六時に日昇りて、夕六時に没し、没後ただちに暗黒となる。まことに昼夜
平分なり。これ、赤道の近きを知るに足る。幸いに風波穏やかにして、船の動揺を覚えず....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 すると、その後。 袁紹の軍が、城のそばまでおしよせて来たところ、城中の不
平分子は、不意にどやどやと城を出て、千人以上も、一かたまりとなって、敵へ降伏して....