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平均点
「平均点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平均点の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「わが中学時代の勉強法」より 著者:寺田寅彦
が、ただ習字だけはどうしても下手であった。これがため習字を課せられているうちは、
平均点数の上から成績のほうへも影響したが、上級に進んで、習字を省かれるとともに、....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
であるのに、ようよう八十点。この点数を、数学と、英語が、めちゃめちゃにするので、
平均点が、六十五六、卒業の時、びりから八番は、当り前である。 五年になると、そ....
「落第」より 著者:夏目漱石
許《ばか》り嬉しがって居た。予科の方は三級、二級、一級となって居て、最初の三級は
平均点の六十五点も貰《もら》ってやっとこさ通るには通ったが、矢張り怠《なま》けて....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
の代り多少とも他の学科へ力を入れる事にして、図画で百点を取る事にきめた。要するに
平均点で進級するという方法なのだ。これは案外成功だった。やっとの思いで、美術学校....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ヴァルジャンに対する不思議な貸借表を作ってみ、その貸しと借りとを調べ上げ、一つの
平均点に達せんとつとめた。しかしそれらはすべてあたかも暴風雨の中にあるがようだっ....