平底[語句情報] » 平底

「平底〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平底の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道標」より 著者:宮本百合子
になると、アストラハンを出発して上流に向う遊覧船にひかれて、山もりに西瓜をつんだ平底船が来た。西瓜船に人がのっていることもあり、西瓜ばかりのこともある。舳に白波....
肌色の月」より 著者:久生十蘭
とっても、興味のあることなのよ」 「お見せしましょう」 アクア・ラングを積んだ平底船が船着場に着いていた。 もう夏の陽射しで、シャボンの泡のような白い雲の形....
追放されて」より 著者:神西清
れた粘土の岸を打ちながら、何処か遠い海へ急いで行く。岸のすぐ下に、渡船夫の間では平底船と呼ばれる大きな艀の影が、黒々と滲んでいる。遙か向う岸には、消えかけたり燃....