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平心
「平心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平心の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
下 通信機関の大妨害 一般財界の不景気を助長す 運輸機関の大障礙 一般学者の不
平心を醸成す 全国各地津々浦々までへも及ぼせし稀代の大流毒なり 円本出版屋の無....
「地球要塞」より 著者:海野十三
面を逸するであろう” これを聞いた提督は、ぎくんとしたようであった。彼は強いて
平心を装い、カーテンを揚げて窓から外を見た。 “見えるだろう。この旗艦ユーダ号に....
「学者安心論」より 著者:福沢諭吉
ものか、何物の真形を反射するものか、これを反射して真を誤らざるものか、無偏無党の
平心をもってこれを察するは至難の事というべし。また、事を施行するにあたりて、その....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
がみをつかまれながら顛倒した。そして、何か口走ったが、それは意味をなさないくらい
平心を欠いたものだった。 三位卿は、腰かけている物の中から必死に突き上げてくる....