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「平林初之輔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平林初之輔の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
片信」より 著者:有島武郎
三上於菟吉《みかみおときち》氏も書いておられたが僕はその一部分より読まなかった。平林初之輔氏も簡単ながら感想を発表した。そのほか西宮藤朝氏も意見を示したとのこと....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
くちがった生活の閲歴を持った前田河広一郎、中西伊之助、宮地嘉六等の作家たちと共に平林初之輔その他が新興文学の理論家として活動しはじめた。前田河広一郎の「三等船客....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
めた。一九二一年(大正十年)頃労働者出身の作家として現れた宮嶋資夫が労働文学を、平林初之輔は、第四階級文学として、どちらも無産大衆の文化と文学とを求めたのであっ....
作家の経験」より 著者:宮本百合子
いう剛情なきっさきを失った。作品の客観的な批評という今日での常識さえ、その時分は平林初之輔によって「外在批評」というような表現で提起されるありさまであった。文芸....
両輪」より 著者:宮本百合子
したがって感想をのべ、注文するのであったから。 プロレタリア文学運動の初期に、平林初之輔によって外在批評の提唱がされ、だんだん客観的・科学的な評価の基準が究明....
あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」より 著者:宮本百合子
田河広一郎、江口渙その他の無産階級出身の小説家の作品が登場し、芸術理論の面では、平林初之輔、青野季吉、蔵原惟人等によってブルジョア文芸批評の主観的な印象批評に対....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
むものは何でもよんでおけというような負けん気で古典もよんだりしたらしい風ですね。平林初之輔が、自然科学に入口の知識をもっていて、評論家にそういう知識をもっている....
探偵小説と音楽」より 著者:野村胡堂
たことであろうか。 先に掲げたヴァン・ダインの「カナリア殺人事件」を訳した、故平林初之輔氏の訳文にも、ささやかな手ぬかりがあり、あの驚く可《べ》き物識《ものし....