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「平様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平様の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
覚えたさる使いの腕を使って、あの雄ざるをつれ出し、ひと狂言うたせようと、ゆうべ松平様のお屋敷からこっそり抜けてかえり、鼓一つで両国からさるをここまでおびき出し、....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
の旦那様きんが」 山「なに」 照「あのそれ団子屋のきんが」 きん「おや/\あの山平様、誠に何うもまア貴方何う遊ばしたかと存じて居りましたが、宜くまアそれでも……....
岡本一平著並画『探訪画趣』序」より 著者:夏目漱石
に書いて頂きたいような気がするのです。 六月十五日 夏目金之助 岡本一平様 jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。....
反抗」より 著者:豊島与志雄
しっかり守っていって下さい。御自重を切に切に祈っております。 保子 井上周平様 追白――この手紙は横田にも見せました。……私はあなたをお訪ねしたく思って....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
した」 文「それは何時の事で」 女「今日のことでございます、此の十四|日に松平様とかのお役人様方をお連れ申すから、八九人前の膳部を整えて置くようにというお頼....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
という次第であった。 この花嵐オソメさんを一枚看板の抜弁天一座が、芝虎の門の琴平様の縁日をあてこんで五日前からかかっていた。 今ではすたれてしまったが、芝の....
村井長庵記名の傘」より 著者:国枝史郎
お話しにも何にもなりゃアしねえ。……それはそうと、今日が日にも、やはり貴郎様は松平様へ帰参がきっと叶うものと信じておいでなさいますかえ?」 「云うまでもないこと....
南国太平記」より 著者:直木三十五
出した。 「法は、曲げられませぬ」 「何?」 「上が、法をお曲げになれば、何故、平様が、御諫言なされませぬ。上がお曲げになったまま、下へ強請して、それで、殿の補....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
、座敷まで刀を持ち込むを法とす。 また文通に竪様《たてざま》、美様《びざま》、平様《ひらざま》、殿付《とのづ》け等の区別ありて、決してこれを変ずべからず。また....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
いないのだね……」 「そうよ。俺もずいぶん半間だったが、弦之丞様も弦之丞様だ。松平様のお屋敷に呼ばれて、常木様と三人で、コッソリ相談をきめるとすぐに、代々木荘か....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
た様か存じませぬが、こ、ここを、どうぞ出して……。でなければ、二|条千本屋敷の松平様へ、わたくしがここにいることを急いでお知らせ下さいまし」 「あ、いつかの晩、....
芝、麻布」より 著者:小山内薫
ぶりで通って、私は今昔の感に堪えなかった。 明舟町は誠に静かなところである。琴平様の縁日の時は、多少賑うが、ふだんはいつもひっそり閑としている。前が宮様で、そ....