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「平治物語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平治物語の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
花吹雪」より 著者:太宰治
国へ落ちる途中、当時十三歳の頼朝は馬上でうとうと居睡りをして、ひとり、はぐれた。平治物語に拠ると、「十二月二十七日の夜更方の事なれば、暗さは暗し、先も見えねども....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の九、『源平盛衰記』一九、『昔語質屋庫《むかしがたりしちやのくら》』五の一一、『平治物語』牛若奥州|下向《げこう》の条)。しかしながらこれら諸女の譚は、道義に立....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
方が好きであった。第一勇気もあると思った。五、六歳になっては、更に源平盛衰記保元平治物語の絵入本を見ることを初めた。文字はまだ読めなかったが、よく父から絵解をし....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
お離れではじめて知った雑誌の名が『帝国文学』で、貸していただいて読んだ本が『保元平治物語』と『お伽草紙』です。 興にのって大変ながく書きました。おいそがしい所....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
まれたまま、不審ともされない人物もまた稀である。これは、古典平家を初め、保元記、平治物語、吾妻鏡など、すべての筆者が、みな鎌倉期に書いたものであるという一事だけ....