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平沼
「平沼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平沼の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
りは先ず神奈川の宿にゆき着いて、宮の渡しから十六文の渡し船に乗って、平野間(今の
平沼)の西をまわって、初めて横浜の土を踏んだのは、その日の夕七ツ半(午後五時)頃....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
挟んで、顔を見て笑ったので、しばらくして、 (背中合わせで、別々に。) 翌日、
平沼から急行列車に乗り込んで、そうして夫人に逢ったんだと。…… うつら....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
き旨、日本政府へ命令したとある。 その顔触れの中には梨本宮をはじめとし、広田、
平沼両重臣あり、その他財閥、軍閥、言論界の有力者あり。氏名左の如し、 ◯梨本宮守....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
――国粋的――反動理論が成立する。だからこの種の反動家によれば――例えば国本社の
平沼騏一郎氏――ファシズム理論それ自身がファシズムではない、なぜならファシズムと....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
んなことに関係なくドシドシ民間に浸潤して行くらしい。 又例えば、播磨造船所長が
平沼男や荒木大将や加藤寛治大将等と一緒になって二年間の制度の寺子屋を初め、これで....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
せてきた。しばらくするとこんどは表町の刀自さまから、反軍と学生の集団が首相官邸と
平沼さんの邸へ爆弾を投げこんで火をつけたから、そちらでも注意するようにというお電....
「議会見物」より 著者:佐藤垢石
議会返り初日には、二十年前の満鉄事件のとき、顧みて恥なき徒、という名文句を吐いた
平沼騏一郎が、総理大臣として施政演説をやるちうことであったから、貴族院の傍聴席を....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
になろうという時、救いの神ともいうべき警官が現われ平野警察署長青木重臣君(のちの
平沼内閣書記官長、愛媛県知事)の命令で、労使ともに検束されてしまった。留置場はま....