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平田篤胤
「平田篤胤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平田篤胤の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
べき神聖の職にある人が、みずからその志操を忘却して乞盗に儔《たぐ》うるものなり。
平田篤胤が世上の俗神職の多くを謗《そし》りて、源順朝臣が『倭名抄』に巫覡《ふげき....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
えたころの彼は、言葉の世界に見つけた学問のよろこびを通して、賀茂真淵、本居宣長、
平田篤胤などの諸先輩がのこして置いて行った大きな仕事を想像するような若者であった....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
川の両岸に散布している。岩崎|長世、北原稲雄、片桐|春一らの中心の人物をはじめ、
平田篤胤没後の門人が堅く根を張っているところだ。飯田に、山吹に、伴野に、阿島に、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
きな問題につき当たって、だれもが右往左往してる。勤王か、佐幕かだ。こういう時に、
平田篤胤没後の門人が諸藩の中にもあると考えて見たまえ。あの越前藩の中根雪江が、春....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
身を新しくしたいとの願いから、ようやく起こし得た心というは、ほかでもない。それは
平田篤胤没後の門人として、どこまでも国学者諸先輩を見失うまいとする心であった。 ....
「微笑」より 著者:横光利一
ていて、その県のどこかは知らなかったが、初め来たとき梶は栖方に、君の生家の近くに
平田篤胤の生家がありそうな気がするが、と一言|訊くと、このときも「百メータ、」と....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を光と見えんのじゃ」 「けれども神主様……」 池田良斎が続けて言いました。 「
平田篤胤《ひらたあつたね》の俗神道大意に、真如《しんによ》ノ無明《むみやう》ハ生....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うちには、本居宣長《もとおりのりなが》の「酒折宮寿詞《さかおりのみやよごと》」を
平田篤胤《ひらたあつたね》の筆で書いたものと、甲州の勤王家|山県大弐《やまがただ....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
ものゝ皮を剥ぐ、日蓮エタの子のしるしなり」などとまで論じているのである。そのほか
平田篤胤の「出定笑語」の類に至っては、口を極めてそのエタの子なることを吹聴し、こ....