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「平組〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平組の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
らの出処進退というものが見ものだな」 「そこで、一部のものに不平が勃発し、その不平組の牛耳が、今いう伊東甲子太郎なのだ」 「また新撰組が二分したか」 「いや、す....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
い思いさせられつづけたのですって。例のフーシェね、ああいう奴やナポレオンの弟の不平組と徒党をくんで、偉大な人の苦痛や面目の傷けられることばかりやったのですって。....
ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
いえども然うであった。その上ヘンリー四世の場合に於てはドイツ国内の大小諸公伯の不平組がこの破門事件を好機としてヘンリー四世の廃立を企てた。 こうなっては如何な....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
あり、現実生活の礼讃者である場合が多く、現状破壊の行動者でなく、他人を羨み妬む不平組であることは殆どない。そうした人々が隠遁を決行するまでには、随分心の準備が必....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
区域のようでありますが、様々な布をまぜて組んであるので色も美しくかつその作り方も平組にしたり網代編にしたりして変化を与えます。藁沓でも布を入れたのに特色ある形の....
三国志」より 著者:吉川英治
指揮者を生擒って来い」 と、兵をやろうとした。 董昭は、止めて、 「それは不平組の楊奉と、白波帥の山賊あがりの韓暹と、二人がしめし合わせて、大梁へ落ちて行っ....