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平脈
「平脈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平脈の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野分」より 著者:夏目漱石
時計を出しては一日に脈《みゃく》を何遍となく験《けん》して見る。何遍験しても
平脈《へいみゃく》ではない。早く打ち過ぎる。不規則に打ち過ぎる。どうしても尋常に....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
けたよりのないような心持もする。その時、脈を取り終った健斎老が、 「もうほとんど
平脈、危険のおそれ更になし、どうです、今このおかみさんがおっしゃる通り、僕のとこ....