平茸[語句情報] » 平茸

「平茸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平茸の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
え、さ。」 掻い候え、と言うのである。これを思うと、木曾殿の、掻食わせた無塩の平茸は、碧澗の羹であろう。が、爺さんの竈禿の針白髪は、阿倍の遺臣の概があった。 ....
土の中からの話」より 著者:坂口安吾
のだろう、などと上まで引上げてみると、まさに旅籠の中には人の姿がない。人の代りに平茸がいっぱいつめこんである。顔を見合せていると、谷底から声がきこえて、その平茸....