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「平袴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平袴の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
助は言って、餞別のしるしにと先祖伝来の秘法による自家製の丸薬なぞを半蔵にくれた。平袴に紋付の羽織で大小を腰にした菖助のあとについて、半蔵らは関所にかかった。そこ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
籠本陣の裏二階を降りた。彼の習慣として、ちょっとそこいらを見回りに行くにも質素な平袴ぐらいは着けた。それに下男の佐吉が手造りにした藁草履をはき、病後はとかく半身....