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平遠
「平遠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平遠の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
遠広甲済遠は左翼、来遠靖遠超勇揚威は右翼を固む。西に当たってさらに煙の見ゆるは、
平遠広丙鎮東鎮南及び六隻の水雷艇なり。 敵は単横陣を張り、我艦隊は単縦陣をとっ....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
擬古の歌も詠み、新様《しんよう》の歌も詠み、慷慨《こうがい》激烈の歌も詠み、和暢
平遠《わちょうへいえん》の歌も詠み、家屋の内をも歌に詠み、広野の外をも歌に詠み、....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
袋に太刀は鞘、松風、枝を鳴らさなかった御代太平の昔である。 京橋鉄砲洲の西に松
平遠江守の上屋敷があり、一日、そこの奥女中が言った。 「あのゥ、鉄漿《かね》が落....
「享楽人」より 著者:和辻哲郎
異郷の舗道、停車場の物売り場、肉饅頭、焙鶏、星影、蜜柑、車中の外国人、楡の疎林、
平遠蒼茫たる地面、遠山、その陰の淡菫色、日を受けた面の淡薔薇色、というふうに、自....