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年度
「年度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
年度の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「階段」より 著者:海野十三
が六十パーセントもぞろぞろ歩いているなどと言う面白い現象を指摘している。これは昨
年度には病気で死んだ人が何千万人あって其の内訳はどうだとか言う紙面の上の統計の様....
「地球盗難」より 著者:海野十三
のことだよ。それからあの矢追村の異常成長現象のことだよ。君はその発見者として、本
年度の科学賞を受けることになるだろう。いや、おめでとう」 「いえ先生、そんな大し....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
た。それでも土地柄だけに、その後も隔年の大祭を怠らなかったが、その繁昌は遂に十七
年度の昔をくり返すに至らず、いつとはなしに型ばかりのものになってしまった。 山....
「恐竜島」より 著者:海野十三
ール記者は恐竜島の冒険物語を発表した。これは二十四国語に訳されて、広く愛読され今
年度のベストセラーの内に入れられた。 さて、玉太郎はどうしたろう。豪州《ごうし....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
「もし、お騒がしゅうござりましょう、お気の毒でござります。ちょうど霜月でな、今
年度の新兵さんが入営なさりますで、その送別会じゃ言うて、あっちこっち、皆、この景....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
こに私という人間がある。それはテオパルド・ジャック・パンセイという男で、一八八五
年度の教養のあるベンガル州の文官で、自分では心身ともに健全だと思っている。その私....
「作画について」より 著者:上村松園
物に恐ろしさを感じるのであります。 序の舞 「序の舞」は昭和十一
年度、文部省美術展覧会に出品しました、私の作品の中でも力作であります。 この絵....
「瘤」より 著者:犬田卯
屋税付加などにいたってはそんなからくりも出来ない。農会費、水利組合費、これまた前
年度の倍もかかるようになってしまう。少々は喰われたって……と温良ぶった村民も、内....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
出したもんだね。」 「何故、何故、ええ御隠居。」 「麹町の人だがね、同一その安政
年度に、十五人の家内でたった一人寄席へ行っていて助かったものがありますわい。」 ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
義を参考せらるるならば、講者の本意を得るものなり。 出典 『哲学館講義録』第五学
年度第四、九、一九―二〇、二八、三一―三二、三四、三六号(明治二四年一二月五日、....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
その中において私は、日本の磐梯山破裂の情況を書いてあるのを見いだしました。その前
年度の暦に、日本の方角に当たって大地震が起こるということを書き載せてあったところ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
という。この公認教には、政府より毎年若干の保護金を賦与するなり。すなわち一八八八
年度の表によるに、政府にて宗教上に費やせる金額、左のごとし。 ローマ宗に 四千三....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
しておらないと強弁されておるが、第十五国会の決算委員会に現れた報告書によれば、昨
年度官庁においてむだに使われた金が三十億五千八百万円といわれておる。この数字は、....
「アンケート」より 著者:大倉燁子
白いと思いました。 (『ぷろふいる』第三巻第一二号、一九三五年一二月) 昭和十一
年度の探偵文壇に 一、貴下が最も望まれる事 二、貴下が最も嘱望される新人の名 (....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の聖蹟で整頓した頭を以て、とにかく概略の講義案を作成した。もちろん、根本理論は前
年度のものと変化はないのである。当時、陸軍大学幹事坂部少将から熱心な印刷の要望が....