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年日
「年日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
年日の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
落ち、さながら急流を踏んで山を登るに異《ことな》らず。 ここに奇妙な事には、昨
年日光の山中旅行では、常に凹垂れの大将となり、一行の厄介者であった吾輩、今日はい....
「鎖工場」より 著者:大杉栄
「みんなは黙って鎖を造っていればいい。鎖をまきつけていればいい。そしてただ、数
年日に来る代表者改選の時に、俺達の方の代表者に投票をすればいいんだ。」 「俺達の....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
木大将に御願いしなければならぬほど、日本には逞しい政治家がいないのであろうか。青
年日本の姿は遂に見られないのであるか。残念至極である。 四月九日 ◯建物疎開で....
「地球盗難」より 著者:海野十三
ば、今年のように目茶苦茶に暑い夏がある。また雷雨の通ってゆく筋道というものが、近
年日本全国的にたいへん違って来た。そんなわけで、私は日本国に特に著しい気象異常を....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
称する方で、紀伊に兵を挙げられた。『大乗院寺社雑事記』文明三年の条に、 「此一両
年日尊と号して|十方成之。御醍醐院之御末也云々」とあるが、朝敵として幕軍の為めに....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
通行、のみならず尾張大納言が参府と帰国等、前代未聞の大通行が数え切れない上に、昨
年日光御神忌に際しては公家衆と警衛諸役人らの通行が数日にわたって、ついには助郷村....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
めて、杜詩の一つを静かに声を出して読んだ。 ※身 丈人試静聴、賤子請具陳 甫昔少
年日、早充 読神 賦料 李※隣 自謂頗挺出、立登 致 此意竟蕭条、…………… ....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
とおっしゃる。おまえ御苦労でも、案内してあげなさい」 「は、承知しました」 長
年日本に住みなれているだけあって、ヘクザ館に住む僧侶たちは、みんな日本語が上手で....
「道成寺(一幕劇)」より 著者:郡虎彦
清姫 今は昔、紀ノ国日高郡に道成寺と名づくる山寺ありしと伝うれど、およそ幾許の
年日を距つるのころなるや知らず、情景はそのほとり不知の周域にもとむ。 僧徒らの衣....
「錬金詐欺」より 著者:小酒井不木
錬金詐欺と見做してよく、恐らく支那の小説あたりからヒントを得たのであろう。 先
年日本で万有還銀説を建てた老人があった。これはもとより不正な動機で企てられたので....
「増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
ってみると、その豪華なこと、上野の寛永寺とそれを取りまく公園の比ではない。 先
年日本へ観光にきた仏蘭西の一画家が、東京の都会美には何処となく植民地の匂いがある....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
『布哇新報』、『布哇日日新聞』、『日本時事』の三種あり。 また、当地労働者の毎
年日本に送金する金額、大約一千万円と称す。したがって、日本人の勢力のいかんを知る....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
大なものがあろうと思うのであります。アメリカ軍は占領中をふくめて、ことしまで十五
年日本に駐留をいたしましたが、条約の改正によってさらに十年駐とんせんとしておるの....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
故に、まず左にこれを掲載すべし。 拝啓。ますます御多祥奉慶賀候う。さて小生義多
年日本歴史地理学会の経営に参与仕り、雑誌「歴史地理」の誌上に於いて、広く斯学に関....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
になっているのである。「祖師伝」の中でも最も古いと言われる「元祖化導記」は文明十
年日朝述で、寛文六年の版だとあるが、それには或記というものによって、「先祖は遠州....