年月日[語句情報] »
年月日
「年月日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
年月日の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
た。田町には名高い占い者があって、人相も観る、墨色《すみいろ》判断もする、人の生
年月日を聴いただけでもその吉凶《きっきょう》を言い当てる。お金は帰りにここへも寄....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
郵便が来ると、入金簿へ金額、氏名、名目を記載し、もし購読料ならば購読者名簿へ購読
年月日を記載し、広告掲載料ならば別の名簿へその旨書きいれる。単行本註文ならば、小....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
る。ここに一人の青年があって、いわゆる放縦不覊の生活を送っていたが、ある時その生
年月日をもって易者に占ってもらうと、あなたの寿命は三十を越えないと教えられた。 ....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
トから自分のカルト・ディダンティテを出して見せた。写真もはりつけてある。両親の生
年月日までもはいっている。そしてそれにフランス人が二人と同国人が二人保証人に立っ....
「獏鸚」より 著者:海野十三
を合わせるためには四月を唯4だけではなく、04と書かねばならない。そうして置いて
年月日の数字を間隔なしに詰めると10042Xとなる。だからこの紙片には、初めの1....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
いであろう。 そのなまぬるさを平気でやるだけの新鮮なる修業は、我々明治年間に生
年月日を持つ男たちにとっては、かなりの悩みである。 私は巴里で、誰れかのアミー....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
学校の時の先生によく似ておりました。 「年は、生まれた月日は?」 私は自分の生
年月日を告げます。竹の細い棒を何度もわけたり一しょにしたりして呪文を唱えているの....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
号がない。――号があったかもしれないが、それを知っている人は無い。――そうして生
年月日を書いた手帖などどこにも残っていないのだから、阿桂ときめてしまうのはあんま....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
千九百二十二年四月二十四日を思い出せ。 ああ、そうして、之れはなんと私の生
年月日なのだ! 「ど、どうしたんだ。君」 私の啻ならない様子を見て、署長は詰問....
「妖怪学」より 著者:井上円了
た、これをのがるる法あり。その法に曰く、 方位凶殺の悪方を免れんとするときは、
年月日時のその人の星に相生するの、吉星の巡る方の神仏の地より砂を取りきたり、その....
「迷信解」より 著者:井上円了
十干と名づけ、その気の地にありて形をとりたるのを十二支とする。この十干、十二支を
年月日に配合して、人の性質を鑑定し、かれは火の性である、これは水の性であるという....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
知らないことはないと言っていい位であった。狂言の事、俳優の事、それを極めて明細に
年月日までを一々挙げて説明されるには、わたしも呆れてただぼんやりしている位で、そ....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
兵衛も見よ源太も見よと宣いつつ、江都の住人十兵衛これを造り川越源太郎これを成す、
年月日とぞ筆太に記しおわられ、満面に笑みを湛えて振り顧りたまえば、両人ともに言葉....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
「詩」の基底にたたき込んだからである。 註 俊成のことは『大日本史料』の俊成薨去
年月日の所、『公卿補任』『尊卑分脈系図』を見られるとよい。また『短歌講座』中の「....
「恐怖の幻兵団員」より 著者:大倉燁子
に誓約してしまったのです。はっきりとは覚えていませんが、誓約書には住所、氏名、生
年月日をしたため、次ぎにこんなことを書かせられました。 『私ハソビエト社会主義共....