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幹枝
「幹枝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幹枝の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
秘密の居住者があったという事なんです」 と杏丸は懐中から、罫紙の綴りに、「番匠
幹枝狂中手記」と、題した一冊を取り出した。 「とにかく、院長が書いたこの序文を読....
「露肆」より 著者:泉鏡花
団まるから、どの店も敷物の色ばかりで、枯野に乾した襁褓の光景、七星の天暗くして、
幹枝盤上に霜深し。 まだ突立ったままで、誰も人の立たぬ店の寂しい灯先に、長煙草....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
下茎(いわゆる鞭根)でも、またそれから岐れた枝でも、さらにまたそれから地上に出た
幹枝でも、みなその多くの節には必ず一つずつの芽を持っていて、不断は何年間も眠って....