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幹部
「幹部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幹部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
アメリカと世界的に對抗し、眞のデモクラシーを呼號しつつ、實はナチと大差なき共産黨
幹部の專制方式をとり、一般國民には多く實情を知らしめない全体主義に近づいているが....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
団の指令が出たときには若い人達は、やっと気がついた。だが、それは、もう遅かった。
幹部の手には、物々しい武器が握られていた。反抗したが最後、その兇器が物を云うこと....
「海底大陸」より 著者:海野十三
なか困難なことだった。 「本船は、ある不慮の災害にあっているものと思われますが、
幹部において、力をつくして脱出方を考えていますので、船客のみなさまにおかせられま....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
ガスコ氏 艇内捜査と時限爆薬のかたづけがすんだあとで、艇長テッド博士は、数名の
幹部とゲーナー少佐と、そのほかに特別に帆村荘六を招いた。 「集まってもらったのは....
「火星探険」より 著者:海野十三
し博士は休養をとらず、これから火星人とどのようにして交渉に入ったものかについて、
幹部の人々と会議を始めた。 それから一時間ほど経った後、艇内に歓呼の声が起った....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
わなかった。 「早速ですが、われわれ六名の記者団に団長と副団長とを選んで、本艇の
幹部との交渉その他に当らせることにしたいと思いますから、ご賛成を願います」 フ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
の報告ですか。獲物とは、そいつはすばらしい話だ」
佐々は、大仰に驚いて、課内の
幹部の机を一々走ってまわった。
まもなく、課長の机の前後左右は、部下の主だった....
「火薬船」より 著者:海野十三
下し様がないんだろう」 「残念、残念。宣戦布告がしてないと、ずいぶんそんだなあ」
幹部たちは、ノーマ号と名のるノールウェー船のうえに、すくなからぬ疑惑をもって、ざ....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
気がついたのでもあるまいに」 と、彼は笑った。 「いや六条さん。班長さんはじめ
幹部の連中が、いま手が放せなくなったのですよ。貴方もついでに、見合せなすったらど....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
であった。 日本の一水兵の作戦は十分効を奏した。そしてリット少将以下の飛行島の
幹部は、すっかり騙されてしまった。 (これでいい。川上機関大尉の捜索隊は、これで....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
。 試みに、彼らの職業を見ても、重役、弁護士、官吏、料理屋、農業会長、統制組合
幹部といつたような人間が多く、最も多く出なければならぬ労働者、農民、教育家、技術....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
任の全部が、総裁たる吉田首相の統率力の欠如にあるといわなければなりません。自由党
幹部の中には、自由党は、民同派、広川派なきものとして、少数党内閣として事に当らけ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
う」と勇ましい就任演説をやった。 ところが結党式を終えて間もなく、警視庁から新
幹部へ呼出しがかかった。『なんだろう』と私たちが警視庁に出向くと、治安警察法によ....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
出かけていった。 そこで見つけたのは神戸栄町の熊谷回漕店である。この運送屋では
幹部は通勤なので、住込んでいるのは若い店員ばかり。だから夜ともなれば、えらい人の....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
十五連隊は、日本の軍隊中に於ても最も緊張した活気に満ちた連隊であった。この連隊は
幹部を東北の各連隊の嫌われ者を集めて新設されたのであったが、それが一致団結して訓....