幼弱[語句情報] » 幼弱

「幼弱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幼弱の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
らしい見栄や責任感から、自分みずからが持つだろう受験の本当の必要感とは無関係に、幼弱な身心を無用に過労させるのであるが、そういうことが、児童の身辺の者から見て我....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
働条件の特色をなしている。年期奉公、監獄部屋、などもあるが、一等著しいのは主体の幼弱な或いは不熟練な労働力に於てであり、従って代表的にこの条件によって制約されて....
開運の鼓」より 著者:国枝史郎
夏夜|無※、冬|無衾、ただ日夜机に倚って眠る。しかのみならず大母病気にあり、諸妹幼弱|不解事、自ら縁を破り柱を割いて炊ぐ、云々」ところで父の左衛門太郎は馬術剣術....
近頃感じたこと」より 著者:小川未明
学校がこれに代り、もしくは社会が、児童を擁護しなければならぬのは当然のことです。幼弱者虐待防止案といい、欠食児童救済事業といい、このあらわれに他ありません。これ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
これ罪の一つ。 一つ 尊氏みずからはじっさいには元弘の鎌倉攻略に参加しておらず、幼弱な千寿王に少数の兵をつけて、新田の陣借をしていただけのものにすぎない。しかる....