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「幼芽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幼芽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
職工と微笑」より 著者:松永延造
下に置いて呉れ。 それが済んだら、子供達の偏屈と意地悪とを矯正してやって呉れ、幼芽の中は樫でさえ好くしなう。それが肝心な所である。 柔和な話を聞かせ、さらに....
十二支考」より 著者:南方熊楠
総俚俗』一一〇頁に「ある時、蝮病でシの根(茅《かや》の根の事なれどここはその鋭き幼芽の事)の上に倒れ伏したれど、疲弊せるため動く能わざりしを、地中の蕨が憐れに思....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
内の種子はやはり一個あるのみである。種子の皮は薄くて胚に密着し、頭部二岐せる胚は幼芽、幼茎を伴える大なる子葉からなって胚乳欠如し、吾らは油を含めるその子葉を食し....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
かしおもしろいことには、一つの種皮の中に子葉《しよう》(貝割葉《かいわれば》)、幼芽《ようが》、幼根《ようこん》から成《な》る胚《はい》が二個もしくは数個あるこ....