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「幽し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幽しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
見ても判《わか》る、曰く〈ここにおいて忠広荘内に百石を給い(その子)光正を飛騨に幽し※廩《きりん》百人口を給う、使者本門寺に往き教を伝う、忠広命を聴き侍臣に命じ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
氏廃帝の旧例を調査しているが、幕府方には尊王攘夷説の根源を断つために京都の主上を幽し奉ろうとする大きな野心がある。こんな信じがたいほどの流言が伝わって来るころだ....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
自身の通信によれば、落城後間もなく病にかかり、油壺の南岸、浜磯の仮寓でさびしく帰幽したらしいのであります。それかあらぬか、同地の神明社内には現に小桜神社(通称若....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
為めに、回復し難き迄に衰弱し、かくて一八九二年、(明治二十五年)九月五日を以て帰幽した。 右の如く、彼の経歴には、さして非凡というほどの事もないが、しかし彼の....