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「幽す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幽すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
意無し。帝|大に怒れども、元勲|国舅たるを以て誅する能わず、爵を削って之を私第に幽するのみ。輝祖は開国の大功臣たる中山王徐達の子にして、雄毅誠実、父|達の風骨あ....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
悪化が、特に目立ちて強烈である。他なし、多くの霊魂が無理に肉体から引き離されて帰幽するからで、つまり資格のない未熟の霊魂が、幽界に充満する訳なのである。しかもそ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
王の御罰は、ひとえに宮の驕りをこらす聖衷に存するを、私怨をふくんで、これを囹圄に幽す。罪の七。 一つ 混乱に乗じて、部下の兇兵を使嗾し、宮に害刃を加えたてまつる....