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幽霊花
「幽霊花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幽霊花の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
てよろこぶのである。線香花火は小さい児や女の児をよろこばせるのである。そのほかに
幽霊花火というのもあった。これはお化け花火とも云って、鬼火のような青い火がただト....
「水鬼」より 著者:岡本綺堂
は曼珠沙華のことで、墓場などの暗い湿っぽいところに多く咲いているので、幽霊草とか
幽霊花とかいう名を付けられたのだが、ここらでいう幽霊藻はまったくそれとは別種のも....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
軒詩を閲してまたこの花に逢ったといってある。そして石蒜は和名したまがり、死人花、
幽霊花の方言があって、邦人に忌まれている。しかし英国人はその根を伝えて栽培し、一....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
あるが、これなども本来は墓の上に生ずる草という意味であったらしい。埼玉県の東部で
幽霊花またはシンダモンバナ、これだけはそうでないと思う。阿波でも吉野川の上流では....