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「広津柳浪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

広津柳浪の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
月の「ゆく雲」で、一葉は初めて筋よりも心理を描く近代小説に近づいて来た。この年は広津柳浪の有名な「黒蜥蜴」や泉鏡花の「夜行巡査」「外科室」などが、文学史的な問題....
平和への荷役」より 著者:宮本百合子
この作品を発表したことを憤って大町桂月が大抗議したことがあった。「変目伝」の作者広津柳浪は、当時の文学者としては西欧風の心理主義作家であったが、ある作品で売国奴....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
わなかったということを面白く思います。千石船はその位の組立てをもっていたのね。昔広津柳浪が、日露戦争前後からちっとも作品をかかなくなってしまった、発表もしなくな....
明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
のずから戦争に対する態度と心持が伺われるような気がする。 このほか、徳田秋声、広津柳浪、小栗風葉、三島霜川、泉鏡花、川上眉山、江見水蔭、小杉天外、饗庭篁村、松....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
ぬ》れた唇で、 「十一階が二葉亭だわ。それと、漣山人《さざなみさんじん》。十階に広津柳浪《ひろつりゅうろう》と江見水蔭《えみすいいん》よ。五階目通過中に川上|眉....
里の今昔」より 著者:永井荷風
。明治時代の吉原とその附近の町との情景は、一葉《いちよう》女史の『たけくらべ』、広津柳浪《ひろつりゅうろう》の『今戸心中《いまどしんじゅう》』、泉鏡花《いずみき....