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広軌
「広軌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
広軌の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
《ところ》は、貧乏でもない、外敵でもない、宏大な官庁が無い事でもない、狭軌鉄道が
広軌鉄道にならぬ事でもない、実に国人《こくじん》意気の沈滞と民心の腐敗とである。....
「ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
窮屈で養鶏所の人工|孵卵器《ふらんき》みたいだ。 シベリア鉄道の三等は二段だ。
広軌だから、通路をへだてたもう一方にも窓に沿って一人分の座席があって、全体たっぷ....
「厨房日記」より 著者:横光利一
来なかった。殊に汽車には国国によって時間の相違があり、山川の相違によってレールに
広軌と狭軌の差が明らかに存しているにも拘らず、レールの鉄材も日本製を使用すべから....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
くガネサより因襲したと惟《おも》わる。唐の不空が詔を奉じて訳した『金剛恐怖集会方
広軌儀観自在菩薩三世最勝心明王経』という法成寺からツリを取るほど長い題目の仏典に....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
品を含んでいたのはもちろんであるが、「文明開化」の欧米諸本国とゲージを同じくする
広軌ではなくて植民地の、「軽便鉄道」である狭軌から成っていたことは、すべてこれ、....