庇蔭[語句情報] » 庇蔭

「庇蔭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

庇蔭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
細木香以」より 著者:森鴎外
磯連と名け、その掟文と云うものを勝田諸持に書かせた。九代目の他日の成功は半香以の庇蔭に因ったのである。また八代目が自刃した後、権十郎の実父七代目団十郎の寿海老人....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
は嫉妬なりと信じて、一切万事これを黙々に附し去るのみか、当の敵たる加害者の悪事を庇蔭《ひいん》して、却て自から婦人の美徳と認むるが如き、文明の世に権利の何物たる....
五重塔」より 著者:幸田露伴
が対岸へ廻わりし時にも腹は立ちしが、じっと堪えて争わず、普通大体のものならばわが庇蔭被たる身をもって一つ仕事に手を入るるか、打ち擲いても飽かぬ奴と、怒って怒って....