床尾[語句情報] »
床尾
「床尾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
床尾の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パルチザン・ウォルコフ」より 著者:黒島伝治
らに突進した。着剣した、兵士の銃と銃、剣と剣が触れあって、がちゃがちゃ鳴ったり、
床尾板がほかの者の剣鞘をはねあげたりした。 「栗本、なに、ぐずぐずしてるんだ! ....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
さい」
「おッと――これは軽い、なるほど、なるほど」と阿賀妻は遊底を動かしてみて
床尾を肩に構えてみた。その方向の戸の前に彼は高倉祐吉の白い顔を見た。彼はちょっと....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
とては、袋町や街路をさがし回ってる巡邏《じゅんら》の騒がしい足音、石にぶつかる銃
床尾の音、配置の探偵《たんてい》に呼びかけるジャヴェルの声、よく聞き取れないその....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
衛兵らの騒ぎ、門監らの嗄《か》れた叫び声、中庭の舗石《しきいし》の上に当たる銃の
床尾の音、それらのものが彼の所まで聞こえてきた。各寝室の鉄格子《てつごうし》の窓....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
た。家のうしろには街路があり、逃走も可能であり、余地があった。彼らはその戸を、銃
床尾でたたき足で蹴《け》り、呼び、叫び、懇願し、手を合わした。しかしだれもそれを....