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「床花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

床花の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
かりが障子になッている。床に掛けた軸は隅々《すみずみ》も既に虫喰《むしば》んで、床花瓶《とこばないけ》に投入れた二本三本《ふたもとみもと》の蝦夷菊《えぞぎく》は....
誓之巻」より 著者:泉鏡花
「新さん。」 と聞えたれば馳せゆきぬ。と見れば次の室は片付きて、畳に塵なく、床花瓶に菊一輪、いつさしすてしか凋れたり。 東枕 襖左右に開きたれば....