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序次
「序次〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
序次の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
がために命の取遣をもしなくてはならなかった。就中厳しく守られていたのは新参故参の
序次で、故参は新参のために座より起つことなく、新参は必ず故参の前に進んで挨拶しな....
「婦人指導者への抗議」より 著者:与謝野晶子
。のみならず、現在の日本において、同じ文化運動でも、その本末と、軽重と急不急との
序次を考察して、大局に関係するものを先とし、局部的なものを後廻しにするだけの用意....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
二十四貫八百五十九匁の鉛を敷いてある。
桝形の奥にまた門があって、その開閉の順
序次第は、前と同じことである。
道庵先生は、その関門を如何《いか》ように通過し....
「風景」より 著者:豊島与志雄
棄は確実であり、獲得は不明である。地平線の彼方は全然見通しがつかない。彼方に、「
序次と美と栄耀と静寂と快楽と」が果してあるかどうか、その信念は勿論、憧憬さえも失....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
あつめて、『妖怪玄談』第一集となすゆえんなり。今、これを論述するに当たり、その順
序次第を立てざるべからず。ゆえに余は、第一にその仕方を説き、第二にその伝来を述べ....