底を叩く[語句情報] » 底を叩く

「底を叩く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

底を叩くの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
駕籠へ近づいた大次郎が、 「お女中!」 と呼ばわると、中でこつこつと駕籠の底を叩く音がして、大丈夫千浪ははいっている。 「そこで――。」 と呻くように言....
十二支考」より 著者:南方熊楠
来たと知らる。今も所により、米升《こめのます》を洗うを忌むごとく、何かの訳で俵の底を叩くを忌んだのに附会して、ある女房俵の底叩いて蛇を出したと言い出したのであろ....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
は志士気質の自大放言ではなかった。ちょっと聞けば馬鹿々々しい浦塩の女郎屋論でも、底を叩くと統計やら報告やら頗る周到細密な数字的基礎があった。殊に北京から帰朝した....