» 底を打

「底を打〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

底を打の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ての籬はきれいに除り去られ、さながら血を分けた姉妹のように、何も彼もすっかり心の底を打ち明けたのでございました。 私というものは御覧の通り何の取柄もない、短か....
火葬国風景」より 著者:海野十三
だった。ドンドンという低いながらも、底力のある物音が地鳴りのように、八十助の腹の底を打った。彼は呼吸をこらし、身体をすくめてその異様な物音に聞き入った。 パチ....
」より 著者:坂口安吾
になっていた。だから、ランニングを選んだために柔道を捨てなければならないという心底を打ち開けることは絶対的に不可能であった。どっちか一ツを捨てるとすれば、たぶん....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
難するとも何の益がない、この際は大きく目を開いて万国に対しても恥じないような大根底を打ち建てねばならない、それには天下万民と共に公明正大の道理に帰り、皇国数百年....
」より 著者:太宰治
何も言いません。いまもって、知らん振りです。あの晩に、私が行って嫁にあれほど腹の底を打ち割った話をして、そうして、男一匹、手をついてお願いしたのにまあ、あの落ち....
蒲団」より 著者:田山花袋
」 また涙を拭った。 「それではいかん。そう反抗的に言ったって為方がない。腹の底を打明けて、互に不満足のないようにしようとする為めのこの会合です。君は達って、....
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
。それだのに僕は動かなかった。固《もと》より自慢でこう云う話をするのではない。真底を打ち明ければむしろ自慢の反対で、全く信念の欠乏から来た引込《ひっこ》み思案《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
う。したがってカワラケに関する一切の事を調べ置いて国家に貢献しようと志すのだと心底を打ち明け置く。 これからいよいよ馬の心理上の諸象をざっと説こう。ロメーンズ....
沈丁花」より 著者:宮本百合子
私も思う」 はる子は、 「今日はすっかり思うことを云いますよ」 と断って、心の底を打ち破った。 「この点あなたが考えなおさないと、対人関係も仕事も正面《まとも....
大切な芽」より 著者:宮本百合子
その点呑気であると思った。仕事をするのは独りぽっちの業であると知っても、時々心の底を打ち破って思うだけを話し合う友達が欲しい。仲間が欲しいというのが適当であろう....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
迷夢を醒まして、国家を泰山の安きに置いてやろうというので、新婚|匆々の黛夫人に心底を打ち明けて、ここで一つ天下のために、お前の生命を棄ててくれないか。いずれ自分....