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底打ち
「底打ち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
底打ちの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
なかった。その上彼らは三十分全力を尽くしたのだ。彼らは、その潮流と、その風とに到
底打ち克《か》つことができないということをさとると、ぐっとその能率を引き下げた。....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
上は、いかにしても実証を与うることが不可能である。汝も熟知するとおり、われ等は到
底打ち勝ち難き、不利な条件に縛られて居る。われ等はすでに地上の住人でない。かるが....
「農村」より 著者:宮本百合子
自分の物ずきな心がうらめしい。寒には堪えられても、口に云えないこの淋しさには、到
底打ち勝てそうにもない気がします。 まあ考えても御覧なさいよ。今頃から雪は降っ....