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店売
「店売〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
店売の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
に住んでいるのは、大吉という煙草屋であった。これも若い独り者で、煙草屋といっても
店売りをするのではなく、刻み煙草の荷をかついで、諸藩邸の勤番小屋や中間部屋、ある....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
しかし、どうも、祖父の家業は、呉服御用という特種なので、もとより、問屋でもなし、
店売りでもなく、注文品を、念入りにしつらえて納めるものであったようだ。反物を畳む....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
註文の時間に後れるとか間に合わせの品が出来るとかして、とかく不成績に終り、その上
店売の製品には手がまわらなくて、せっかく出向いて来て下さったお客様に、あれもござ....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
都では百貨店対抗策として、共同配達の方法を講じたとの事でありましたが、私の所では
店売のお客様との釣合を考慮し、また配達費の意外に莫大なる点に鑑みまして、遠方の御....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
して少なからず、一年を通ずればその種類が四五十もあった。しかるに飴・菓子・餅類の
店売りなるものは、単なる浪費・無駄食いという以上に、右の節日の共同飲食の快楽と厳....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
武具を作る等、その他雑多の家内工業に従事する。そしてその製作品を販売する行商人、
店売商人となる。或いは遊芸を事として、人の門に立ち、または路傍に技を演じて米銭を....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
を取ってツルメソと言われたのです。彼らはまた靴や弓箭をも作り、それを自分の小屋で
店売りしておりました。それで一つに祇園の靴作りとも言われ、その居所を今に弓矢町と....