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「店棚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

店棚の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
がら、そういう場合に大楼の店先などを通って、銭金を湯水の如くつかう人や、物売りの店棚でおいしい御馳走のにおいをプンプン嗅がせられた時など、彼もクラクラと眼がくら....
山の手の子」より 著者:水上滝太郎
人として行人の影を止めないで森閑としてしまう。柳屋の店先に立った私を迎えたのは、店棚《みせだな》の陰に白い団扇《うちわ》を手にして坐っていた清ちゃんの姉さん一人....
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
そこへ藁莚を敷いて皆が坐ることにした。 三郎といふ女のやうにきれいな子が自家の店棚から清酒の四合壜を一本盗んで来た。それから廻船附船屋の吉太郎が、銅貨箱から盗....