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庚午
「庚午〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
庚午の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
ル、ゼニバコ街道とチトセ越えの本願寺街道も通じました、――これを取り巻く農村は、
庚午《こうご》一、二、三と合せて九十六戸の二百人、サッポロ村は二十二戸の九十六人....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
く外国思想入りて後こそ『書紀』二十六、斉明《さいめい》天皇元年〈五月《さつき》の
庚午《かのえうま》の朔《ついたちのひ》、空中《おおぞらのなか》にして竜に乗れる者....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ったところもわからない。けれども親戚のうちにお位牌がある、それには、 「文化七
庚午年 円寂 木喰五行明満聖人品位 六月初五日」 これによると、九十三歳の....
「中津留別の書」より 著者:福沢諭吉
うそう》筆をとって西洋書中の大意を記し、他日諸君の考案にのこすのみ。 明治三年|
庚午《かのえうま》一一月二七夜、中津|留主居町《るすいまち》の旧宅敗窓の下に記す 福沢諭吉....
「学校の説」より 著者:福沢諭吉
学風の進歩することあらば、その体裁《ていさい》もまた改まるべし。 明治三年|
庚午《かのえうま》三月慶応義塾同社 誌《しるす》....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
。当時余輩は現存の法隆寺金堂・塔婆・中門等の古建築物に関して、該寺が天智天皇九年
庚午四月三十日夜半の大火に一旦焼失し、その後いつの頃からか再建築に着手して、奈良....
「武鑑譜」より 著者:服部之総
藩銘録《はんめいろく》』と題されているのだが、わたしの手もとにあるのは明治三年|
庚午《こうご》初春荒木氏|編輯《へんしゅう》、御用書師|和泉《いずみ》屋市兵衛、....
「三国志」より 著者:吉川英治
およそ位階あり王府に仕えるものは挙って、この祭典を仰ぐの光栄に浴した。 十月|
庚午の日。寅の刻。 この日、心なしか、薄雲がみなぎって、日輪は寒々とただ紅かっ....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
の戸籍は初め大化の時に調べまして、その戸籍の基本となるべきものは、天智天皇御代の
庚午の歳の調査のもの、これを
庚午年籍と云います。その
庚午年籍が久しい間我が戸籍の....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
風土記」には、出雲の余戸を解して、「神亀四年の編戸に依る」とあって、天智天皇八年
庚午の戸籍にも漏れていたものが、この年新たに戸に編せられ、戸籍に登録せられて国家....