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庚申講
「庚申講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
庚申講の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
藤田東湖の死が水戸にとっても大きな損失であろうことを想って見た。 やがて村へは
庚申講の季節がやって来る。半蔵はそのめっきり冬らしくなった空をながめながら、自分....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
に比べると、彼は日常生活の安逸をむさぼっていられなかったのだ。やがて近づいて来る
庚申講の夜、これから五か月もの長さにわたって続いて行く山家の寒さ、石を載せた板屋....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
った処々は、庚申に祈りて盗品を求め、盗もまた気味悪くなってこれを返却した例多く、
庚申講を組んで順次|青面金剛《せいめんこんごう》と三猿の絵像を祭りありく風盛んな....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
のはどういう人であるかと、足尾におられた関口源三君に調べてもらったところ、東京の
庚申講の先達であって、この人が庚申山から皇海山に至る道を開き、そこを奥院とした。....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
に行かなかった。 実際また床の正面に絵像を掛け、堂々たる供物を上げ、また時々は
庚申講などのように唱えごともあり祭の詞もある。いつからこういうふうに、特に十月を....