府政[語句情報] » 府政

「府政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

府政の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
うに人心動揺して外人を讐敵のように見ることはあるまい。この排外は、全く今までの幕府政治の悪いのと、外交以来諸藩の費用のおびただしいとによっておこって来た。この形....
新しいアカデミアを」より 著者:宮本百合子
秘密に行ったり、「万国」の事情に精通しようとする努力を示した。それは、たしかに幕府政治の無力を知り、封建制におしひしがれている社会生活について沈黙しているにたえ....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
中の学校にして、時の政治に密着したるがゆえなり。 語をかえていえば、開成校は幕府政党にくみして、その生徒教員もおのずからその党派の人なりしがゆえなり。この輩が....
新撰組」より 著者:服部之総
ず非常の士を用ふ――。 清河八郎得意の漢文で、文久二年の冬、こうした建白書を幕府政治総裁|松平春嶽《まつだいらしゅんがく》に奉ったところから、新撰組の歴史は淵....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
も止ってしまう有様になりそうだった」(ア・ルサン『幕末海戦記』)。 京都では幕府政治総裁松平|春岳《しゅんがく》は――この前年できたての改良派ブロックの幕府統....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
る理由ともなったのである。摂関政治の起ったのは起るべき事情があったからであり、幕府政治の行われたのも行わるべき理由があったからであって、それが即ち時勢の推移を示....
日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
る。政治の実際にあらわれたところについて見ても、権臣政治・摂関政治・院宣政治・幕府政治と、その形態は昔から幾度も変って来たにかかわらず、国体は変らなかったが、そ....