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度を過ごす
「度を過ごす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
度を過ごすの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
と見て取ったから、奇麗さっぱりと椽側へ引き上げた。もう晩飯の時刻だ。運動もいいが
度を過ごすと行《い》かぬ者で、からだ全体が何となく緊《しま》りがない、ぐたぐたの....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
だった。ラジウムも適当なる時間を限って患部に当てれば、吃驚するほど治癒が早いが、
度を過ごすと飛んだことになるのだった。 「おい一九九四号、出てこい」 「はア。―....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
蕗の薹とがある。蕗の薹は辛辣な皮肉家だけに、絶えず苦笑をしている。巧みな皮肉も、
度を過ごすと少しあくどくなるように、蕗の薹の苦い風味を好む人も、もし分量が過ぎる....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
んです! お父様は、わかって下さるけれど……」 「お前が大切だから、アレもつい、
度を過ごすのだろう。ま、お父さんは、もう一人前の人間と思うとるから、あまりこまか....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
ばその刺撃で皮膚の血液を内部へ呼び戻すので人が涼しさを感じます。その代り少しでも
度を過ごすとかえって害になります。辛い物もその通り度を過ごしてはいけません。印度....