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座右の銘
「座右の銘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
座右の銘の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
の家だ。
父から餞別《せんべつ》に貰った五六枚ほどの短冊《たんざく》、上京後の
座右の銘にするようにと言って父があの几帳面《きちょうめん》な書体で書いてくれた文....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
大敵である。心驕ることなく、家臣の忠言を容れるのが第一である」として居たが、彼の
座右の銘が勝頼に解し得なかったのは是非もない次第であった。昌景が討死の前、眼をつ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
な兄弟の子供の前途にも半蔵は多くの望みをかけた。彼は読み書きの好きな和助のために
座右の銘ともなるべき格言を選び、心をこめた数|葉の短冊を書き、それを紙に包んで初....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
の弾性を研究していたころのことである。一日氏の机上においてある紙片を見ると英語で
座右の銘とでもいったような金言の類が数行書いてあった。その冒頭の一句が「少なく読....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
して行った。また、それへ攀じ着くべく、自分の短所を壁書にして自誡独行道としたり、
座右の銘としたりして、不断に自分の欲望や欠点を誡めていた。反省力の強いということ....