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座板
「座板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
座板の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「盲人独笑」より 著者:太宰治
、わきざしを持ち、にかいへあがる、ころものそで、はしごにかかり、つぎに、ざいた(
座板)ふみ落す、ここわなにかと問へば、たばこをだす、あな、と言ふ、したには、くわ....
「河明り」より 著者:岡本かの子
ってはいるが、無垢で、それ故に多少寂しい胸が下町風の伊達な襟の合せ方をしていた。
座板へ置いて無意識にポーズを取る左の支え手から素直に擡げている首へかけて音律的の....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
圧せしむるの政をなすは豈にその大理に悖るのはなはだしきものにはあらずや〔大坂|戎
座板垣氏演説筆記〕。 これによりてこれを見れば、自由論派は自由論派と言うよりは....
「別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
れる処が出来ているの。……今|灯を点して見せて貰ったら、ずうっと奥の方の物置室の
座板の下に畳を敷いて座敷があるの……」 そう言って大して驚いてる気色も見えぬ。....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
。 一週間程して、三つの屍骸を載せたボウトが発見された。その内一人は、鎖で足を
座板に結び付けられていた。三人は飢えと渇きのために死んだのだ。一人は苦しさの余り....