庭の訓[語句情報] » 庭の訓

「庭の訓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

庭の訓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
あったといっても好かろう。 さてその抽斎が生れて来た境界はどうであるか。允成の庭の訓が信頼するに足るものであったことは、言を須たぬであろう。オロスコピイは人の....
藪の鶯」より 著者:三宅花圃
次として。ピヤノ。バイオリンなどの稽古《けいこ》にのみ身をよせさせつ。またかの家庭の訓《おし》えは母親にありというなるに。そが母は元よりの田舎《いなか》そだちに....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
『十六夜日記』で名高い阿仏尼が東国へ下る時に、その女の紀内侍に貽したといわれる「庭の訓」一名「乳母の文」にも、「庭の草はけづれども絶えぬものにて候ぞかし」といっ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
して譲らないので、為相の母阿仏は鎌倉まで下って訴えた。『十六夜日記』『夜の鶴』『庭の訓』などがこのとき書かれたことは人の知る通りである。 長男為氏と次男為教は....