庭訓往来[語句情報] » 庭訓往来

「庭訓往来〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

庭訓往来の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高島異誌」より 著者:国枝史郎
は云え此書著名と見え、早く唐土にも渡り居り経国大典巻の三に「倭学に在りては童子教庭訓往来こそ最も優れ……」と、既に申して居るとこを見ると、俗間の書としては久しい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
正をする。その末段に藤原広嗣の駿馬が無名だったよう記した。しかるにその後、『異制庭訓往来』和漢の名馬を列《つら》ねた中に、本朝|厩戸王子《うまやどのおうじ》甲斐....
北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
発表した。「富士百景」「狐の嫁入り」「百人一首絵物語」「北斎漫画」「朝鮮征伐」「庭訓往来」「北斎画譜」――いずれも充分芸術的でそうして非常に独創的であった。 ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
春苗ヲ生ジ其秋実ノル地ニヨリテ山野ニ※ク生ズ貧民ハ其実ヲ多トリテ粮トス筑紫ニ多シ庭訓往来《ていきんおうらい》ニ宰府ノ栗ト云是ナリ蘇恭《そきょう》ガ茅栗細如橡子ト....
時勢と道徳観念」より 著者:喜田貞吉
虎関の作と云い、玄慧の作とも言われる異制庭訓往来に、 賊に大小あり、小罪既に大罪よりも軽し。小賊何ぞ大賊に等しからんや。....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ったか。こういうことを一つ問題にしてみたい。近世の文学はもとよりのこと、古くは『庭訓往来』などにも「囲炉裏」の文字は用いられ、従うてヰロリと発音するのが正しいの....