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庶物
「庶物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
庶物の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文士としての兆民先生」より 著者:幸徳秋水
る其由て居る所果して、安くに在る哉。蓋し吾人情性皆悩中一種の構造に繋る者にして其
庶物の観に於けるや嗜む所あり嗜まざる所有り。而して
庶物の形状声音是の如く其れ蕃庶....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
る。――都市社会は知的結合だが、農村社会は霊的結合だそうで、崇祖の情や自然崇拝や
庶物崇拝が農村の大切な特色だということである。土と自然とを尊ぶところの「土の哲学....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
村々の君主の家として祀る神のほかにも、村人が一家の間で祀らねばならぬ神があった。
庶物にくっついて常在する神、時を定めて来臨する神などは、家々の女性が祀ることにな....
「親鸞」より 著者:三木清
を怖れて、現在の欲楽を求めるところから邪神淫祠が生ずるのである。 偶像崇拝や
庶物崇拝は人間が人間以下の邪神や自然物の奴隷となることであり、全くの邪道である。....
「妖怪学」より 著者:井上円了
(二一)旱魃の際、雨を祈る法 その法は、「皇皇上天照臨下土集地之霊神降甘雨
庶物群生咸得其所」(皇々たる上天、下土を照臨して、地の霊を集め、神は甘雨を降らし....
「偶像崇拝の心理」より 著者:和辻哲郎
についてではない。文字通りに「偶像」を跪拝する心理についてである。しかしそれも、
庶物崇拝の高い階段としての偶像崇拝全般にわたってではない。ただ、優れた芸術的作品....